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【逆転の経営】第6回 -日本の「気配り介護」は世界最高レベルのサービス-

【逆転の経営】第6回 -日本の「気配り介護」は世界最高レベルのサービス-

【逆転の経営】第6回 -日本の「気配り介護」は世界最高レベルのサービス-

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集団処遇だから人手と時間がかかっている

介護は、その国、その民族の歴史・文化にもとづいている。
北欧の老人ホームを見学すると、部屋には子どものときからの家族の写真、今は亡き夫の遺品など、記念品がひしめいていて記念館のようである。それに比べて日本のお年寄りは身軽だ。入院・入所の際、「写真でもコップでも、タンスでも、思い出の身のまわりの物をなるべく持ってきてください」と言っても、ほとんど何もお持ちにならない。
ご家族が、その意味を十分理解していないこともあるかもしれないが、もともと日本のお年寄りは戦火で、身のまわりの古い品はなくしてしまっていることが多い。
スウェーデンの老人ホームの昼食を見学すると、車いすの婦人もお化粧をし、ストッキング、ハイヒール姿で自ら車いすを操作している。介護者がいちいち身づくろいを手伝っているのかと聞いたら違うという。長いはさみのような形の木製の補助器を使って、一人でストッキングを履いてくるのである。また、入居者は好きな時間に起きて、好きな時間に好きなメニューの朝食をとるという。
人員配置は日本とたいして変わらないのに。その理由を聞くと、「皆違う時間に起きてくださるから、この人数でサービスできるのです。一斉に起きて同時に食事をするのであれば、何倍もの人員、スペースがいります」と。たしかに、日本の介護現場では、もっと洗面所の数や風呂のスペースがないと、サービスが徹底できないという話を聞く。
レストランは、さみだれ式に客がくるから、少人数でサービスができるが、結婚式の披露宴では、スープやステーキを同時にたくさん出さなくてはならないので、莫大な調理室や多数の配膳人が必要になるのである。その不合理が、施設での常識となっていたのは、ひとえに運営者が個別の身体状況を考えずにすむと考えたからである。
でもそのことは、一人ひとりを思いやろうとする、やさしいスタッフを圧殺してきたのである。「施設だからしょうがない」「がまんしろ」と。スタッフにやる気がうせ、うつろになるのは、人間としての自然なやさしい感性を、業務を名目に殺してきたからだ

日本の価値観・生活習慣を深く知るためにも外国を見るべき

介護というシステムができる背景には、工業技術力や医療制度や政治体制よりも、その国や民族の長い歴史・風土によって培われた「人間とは何か、人生にとって大事なことは何か」という“文化”の影響が大きいと思う。私は、海外研修には20代の若者を連れて行くようにしている。偉くなった年寄り幹部が、論功行賞で海外を見ても「日本の介護のほうが気配りがある」などと自己満足してしまうことが多いからだ。
自分も、もっと若いときから、海外視察をしていたら、お年寄りの幸せとは何かをもっと早く考えて、施設経営に生かすことができたのではないかと反省している。医療・福祉部門の幹部は技術職が多いので、頭が固く、技術偏重である。医療技術は輸入できるが、老年期の幸福な人生に思いを至すことは、子どものときからわが身に染みついた感性でしかできない。
歳をとればとるほど、新しいものや異国のものは肌にあわなくなる。日本には、日本の、島根には島根の、東京には東京の文化にあわせて、お年寄りの「幸せ」や「介護」を、じっくりと時間をかけてつくりあげなければならない。それは、外国と比べてどちらが進んでいるかといって、比べられるものではない。
介護マニュアル、資格、技術に目を奪われるのではなく、大切なことは、歴史・文化に培われた人生の価値観と、生まれ育った土地の生活習慣を尊重することだと気づいてほしい。そのためにも外国を視察してほしい。
今年も経験年数の若手スタッフをハワイに連れて行く予定である。ハワイには多数民族の歴史とアメリカの制度があり、観光地としての華やかさよりも、所得格差、移民、麻薬、犯罪など、日本には想像もできないような過酷な老人の状況がある。また、サービスを担っているのは民間NPOであり、キリスト教にもとづく市民ボランティアが支えている。日本とは比べようもないほど社会構造が違う。そのことを知ってもらいたい。しかし、旅費が安く、より多くのスタッフが参加できるという利点があることも正直に認めておく。
研修生にとって、日系人の多いデイサービスは、見学だけではなく参加ができる。日本語や日本の歌が喜ばれるので、ボランティアにきたような気分で自信とやりがいを感じるようだ。また、ケアワーカーにはフィリピン系のスタッフが多いので、日本の若者はすぐ友人になれたりする。
いつかは、ハワイとスウェーデンに、“ジャパンテイスト”の老人ホームを運営するのが夢である。日本人が日本の文化を伝えに行くのである。日系人のみならず、日本料理や、日本の「気配り介護」は、世界最高レベルのホームサービスとして評判になるのではないだろうか。

外国から安い労働力を得ようとするのは失礼な話

日本が誇るソフトは、アニメと寿司とカラオケだけではない。老人先進国の老人医療・介護は、将来世界で認められると思う。輸出というより、世界から日本に学びにくるであろう。外国から安い労働力を得ようとするのは失礼な話だし、間違っている。うまくいくはずがない。
欧米ではもともと、中南米やアジアから多数の移民を受け入れていて、スーパーマーケットのスタッフやベビーシッターとして社会に溶け込んでいる。お互いに慣れて信頼関係を構築している。それに比べて、日本は自宅に他人を入れることにすら敏感だ。
まずは、外国人が普通にサービス業で働く社会環境の整備が先だろう。今の日本はまだ、異国の人にお世話をしてもらう心の準備ができていない。外国に開かれた日本になるには、相互の文化の理解と交流、そして、信頼が構築されなければならない。
今年から、JICA(独立行政法人国協力機構)の関係で、タイから大学院クラスの研修生を、静岡県富士市の湖山病院で受け入れた。初めてのことで、意欲あふれるタイの方に満足していただけたか不安であったが、「日本の職員、富士市の市民との交流が印象深かった」という感想を聞けたので、ほっとしている。
タイに小学校をつくるために寄付を送っている日本人は多い。校舎だけに終わらず、そこに、日本から、看護師、栄養士など、公衆衛生を教えるボランティアを送れたらよいのではと、次のステップをめざして夢を膨らませている。ご賛同いただける方はご連絡いただきたい。お待ちしている。