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【逆転の経営】第17回 - 感受性豊かな人にこそ医療・介護に携わってほしい

【逆転の経営】第17回 - 感受性豊かな人にこそ医療・介護に携わってほしい

【逆転の経営】第17回 - 感受性豊かな人にこそ医療・介護に携わってほしい -

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自分が認知症になったら『映画回想法』を試してみよう

   私の魂を形成してきたもの半分は小説で、半分は映画といってもよいと思う。
小学5年生のときに、映画『サウンド・オブ・ミュージック』を観たのがきっかけで、映画ファンになった。今でこそ、レンタルビデオや有線放送であふれるほどの多種・多様な映画を観たり、インターネットで映画情報を得ることができるようになったが、私たちが小学生の頃といえば『映画の友』という映画雑誌しかなった。

   テレビで映画を見るのも『日曜洋画劇場』という番組しかなかった。その番組の冒頭で映画の解説をして、終わったあとに、感想をコメントするのが、亡くなった淀川長治さんであった。銀座育ちの私は、毎月1回土曜の午後、ランドセルを背負って、虎ノ門で行われていた淀川さんの主宰する『映画友の会』に通っていた。淀川さんは亡くなる前に、当時のことを語るとき、いつも一番前の席でランドセルを膝の上に置いていた男の子のことを話していたそうだが、その不良小学生は間違いなく私である。

   映画は総合芸術である。そして、その時代の流行風俗のモニュメントでもあり。映画は、その時代の自分を思い起こす。映画による回想法といえばようのだろうか。私が介護施設に入所して認知症になったら、古い映画を観て少年期、青年期の自分の人生を想起できるのではないだろうか。自分の人生の最後には、この『映画回想法』を試してみようと、半ば本気え考えている。

映画に涙する完成は大事にしてほしい

   最近めっきり小説を読まなくなった。おもしろくないし、目が疲れるからだ。新しい小説を読めなくなったのは明らかに老化のせいだろう。しかしそのぶん、映画館に通う回数が増えた。少しでも時間があれば銀座の映画館に立ち寄っている。

   映画の鑑賞は受身だから楽だ。最近の映画館は環境がいいので居眠りをしてしまうこともある。暗闇の中の孤独は、普段大勢のスタッフとともに仕事をしている私にとって、心休まるひとときでもある。そして、笑ったり、ないたり、恥ずかしくなく自然に情動を発散できる貴重な空間でもある。

   若い頃は、深刻な映画や難しい映画を好んで観ていたが、最近は笑える映画が好きになった。厳しい現実からの逃避を求めているのだろう。それほどに現実の世界は不幸なことがあふれている。そう考えると、『フィクションの世界(=映画)にまで悲しみを求めなくてもよいか』と思うようになった。そして、良質な笑いは心を和ませることにも気づいた。

   映画館という空間は、感動して涙する場所としてとても優れている。涙を流させるほどのすばらしい作品は、じつは数少ないのだが、医療や介護に携わる人たちこそ、映画に涙するような自分の感性を大事にすべきだとつくづく思う。

病に苦しみながら前向きに生きる姿を描く映画を表彰

   映画は、年齢・性別・世代を超えた『時代の記憶』でもある。私にはいろんな企画案がある。銀座映画際や医学映画賞、そして今年、親しい医療関係者の方々と準備しているのが『生きる映画賞』である。黒澤明監督の『生きる』という映画がある。主人公の男性が最後、公園でブランコに乗って『恋せよ乙女』を歌って雪の中で倒れるシーンは有名である。じつは、この映画のストーリーは、普段仕事に意欲のなかった役人が、末期がんであることを知り、地域に公園を作ることに己の命を燃焼させてしんでいく物語である。死を免れない病に向かって前向きに『生きる』普段の男の話である。

   一方、私の仕事である医療や介護の本質は、死に立ち向かう人の人生を温かく見守ることであり、支えることだと思っている。病院であっても、『老い』と『死』に立ち向かうことで、『生きる』ことを実感する。

   この『生きる映画賞』、最初は『医学と映画賞』として、医師や看護師、あるいは介護スタッフの苦労や仕事ぶりを正しく表現している映画を推挙することを考えていた。しかし、次第にもっと『生』の根本のところをとらえて、病に苦しみながらも前向きに生きる人間の姿を描く作品をよしとすることにした。大げさなようであるが、毎年候補となる良い映画を医療・介護関係者の方に推薦して、観ていただき、ともに良い映画について語り合おう、良い映画をより多くの人に知ってもらおう、といった程度の趣旨である。

主人公を支える脇役の気持ちに共感してほしい

   私は某大学で非常勤講師をしているが、その授業で、『ヒーリング・シネマ』と称して映画を観せる授業をしている。ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演の映画『最高の人生の見つけ方』も教材の一つである。看護師や相談員をめざす学生に映画を観せ、その感想と感動を語るだけの授業だが、大変好評である。

   私は学生たちに言う
『死に立ち向かう主人公は感動的である。私たちの仕事の主人公は、患者様・ご利用者様である。私たちの世界では、私たち自身はパイプレーヤー(脇役)である。映画を観るときには、主人公よりも、主人公を支える家族・友人・医師・同僚が主人公の苦しみをおもんばかり、主人公を支えようとする周囲の人間の気持ちを共感できる人になってほしい』と。

   バイプレーヤーの人たちの気持ちになって映画に涙できるかが大切であって、そういった映画を観てもピンとこない、感動できないという人は、医療や介護の仕事をしてほしくないとさえ私は思っている。

   学問の成績が多少悪くてもm映画を観たら感動の涙が止まらないような感受性豊かな人にこそ、人の苦しみを分かち合い、寂しさを癒すことができる。人の人生を助けたいと思いながら、医療や介護の仕事に携わっていただきたい。映画を観て感動できるか否かというのは、医療や介護を職業とする人間の『適正試験』でもあるように思う。

   つねに新しいタイプの施設をつくり続けるなかで、サービスの研究・開発と事件と失敗を繰り返した。それがゆえに生き残った。それがゆえに、今後、どのような苦しい時代がきたとしても、生き残っていく自信がある。

   もしも今年、推薦に値する映画があれば、有志とともにDVDを100枚買って全国の医療系大学の図書室に寄付したいと思っている。この雑誌が発売されるころ、『小さな命が呼ぶとき』という映画が上映されているだろう。ポンペ病という難病を患った娘のために製薬企業を起こし、新薬を研究開発して、治療に成功するというアメリカの感動実話である。出来すぎた話ではあるが、すばらしい映画である。
   この映画を、今年の『生きる映画賞』の候補作の一つと考えている。映画好きの同好の士には是非観ていただきたいと思っている。